今の観光ガイドブックは懇切丁寧すぎはしまいか。

つねづねそんなことを考えていた私には、

函館で出版社を立ち上げた2011年の秋以来、1つの構想がありました。

「行きたい場所は自分で探せ」「食いたいものくらい自分で見つけろ」と

読者を叱りつけるような本を出してやろうじゃないか、という構想です。


そして2016年の春、新幹線が新函館北斗にやってきました。

念願の新幹線延伸実現、地元は沸き立っていました。

メディアもいつになく、函館とその近辺に注目していました。


構想を具体化し、世に問う好機の到来、とばかりに

『来たくなったら自分で探そう』という本を出版したのでした。


写真は発刊にあわせて出した、函館市電の中吊り広告です。